CentOS6.3にインストールしているVirtualBoxを起動すると最新版がリリースされた情報が表示された。
早速アップデートする。
4.1.22 => 4.2.4
最新版をダウンロード
# wget http://download.virtualbox.org/virtualbox/4.2.4/VirtualBox-4.2-4.2.4_81684_el6-1.i686.rpm
アップデート
# rpm -Uvh VirtualBox-4.2-4.2.4_81684_el6-1.i686.rpm
旧バージョンのファイルと競合している旨のエラーでアップデート失敗
どうやら旧バージョンは削除の必要があるようだ。
削除の前に不安なので、今のバージョンにインストールしている仮想OSファイルをバックアップしておく。
Oracle VM VirtualBoxを起動し、「Oracle VM VirtualBox マネージャー」の「ファイル」→「仮想アプライアンスのエクスポート」を選択
「仮想アプライアンス エクスポート ウィザード」が開始されるのでそのまま「次へ」を選択し、「Export」ボタンを選択するとエクスポートが開始され、「.ova」という拡張子のファイルが作成される。
旧バージョンの削除
確認
# yum list installed VirtualBox-4.1
Installed Packages
VirtualBox-4.1.i686 4.1.22_80657_el6-1 installed
削除
# yum remove -y VirtualBox-4.1
Removed:
VirtualBox-4.1.i686 0:4.1.22_80657_el6-1
Complete!
インストール
# rpm -Uvh VirtualBox-4.2-4.2.4_81684_el6-1.i686.rpm
Stopping VirtualBox kernel modules [ OK ]
Uninstalling old VirtualBox DKMS kernel modules [ OK ]
Trying to register the VirtualBox kernel modules using DKMS [ OK ] ←ここで結構時間が掛かる
Starting VirtualBox kernel modules [ OK ]
インストール完了後、「Oracle VM VirtualBox」を起動すると、「VirtualBox – エラー」が表示され、
Implementation of the USB 2.0 controller not found!
Because the USB 2.0 controller state is part of the saved VM state, the VM cannot be started. To fix this problem, either install the ‘Oracle VM VirtualBox Extension Pack’ or disable USB 2.0 support in the VM settings (VERR_NOT_FOUND).
という内容で、Extension Pack(拡張パック)をインストールするかUSB2.0サポートを無効にするかをしろということなので、Extension Packをインストールすることに。
Extention Packのダウンロード
Oracle VM VirtualBoxページの本体と同バージョンの拡張パックから
VirtualBox 4.2.4 Oracle VM VirtualBox Extension Pack の右にある「All platforms」を選択し、ダウンロードをする。
インストール
Oracle VM VirtualBox マネージャーを起動し、[ファイル]→[環境設定]を選択
「VirtualBox 設定」ウィンドウが開くので、[機能拡張]を選択
「機能拡張パッケージ」欄の右にある「パッケージを追加」アイコンを選択
「機能拡張パッケージを選択」のウィンドウが表示されるのでダウンロードした「Oracle_VM_VirtualBox_Extension_Pack-4.2.4-81684.vbox-extpack」を選択し、[開く]を選択
「VirtualBox – 質問」ウィンドウが表示され、バージョン等が表示されているので確認し、「インストール」を選択
「VirtualBox ライセンス」ウィンドウが表示されるので、一番下までスクロールし、「同意します」を選択
管理者のパスワードを求められるので入力し「認証する」を選択するとインストールが開始
「機能拡張パッケージ
Oracle VM VirtualBox Extension Pack
のインストールに成功しました。」
の表示がされ完了する。
仮想マシンを起動すると、今度は問題なく起動された。
次に、メニューの「デバイス」から「Guest Additionsのインストール」を選択。
ウィザードに従って進め、再起動が求められるのでゲストOSを再起動して完了。
念のため実行した「仮想アプライアンスのエクスポート」の件は特に必要はないようだ。
最後に後始末として、ダウンロードしたパッケージファイルを削除
# rm -f VirtualBox-4.2-4.2.4_81684_el6-1.i686.rpm